午前の部 (9:00〜12:00)
機械学習を用いた補償光学の基礎
-Pythonによるプログラミング実践講座-
- 講師:長谷川 智士
(宇都宮大学オプティクス教育研究センター) - 略歴
- 講義概要
2010年宇 都宮大学大学院工学研究科博士後期課程修了,博士(工学).
2010年 宇都宮大学オプティクス教育研究センター,特任研究員.
2014年 宇都宮大学オプティクス教育研究センター,助教.
2015年 宇都宮大学大学院工学研究科,助教.
2022年 宇都宮大学大学院地域創生科学研究科,准教授,現在に至る.
専門分野は,光情報処理,光計測,レーザー加工,AI光学.
補償光学は,天文学や光計測,光学顕微鏡,レーザー加工の分野において,大気ゆらぎや外部振動による擾乱,光学収差の補正に応用されている.その補償光学において波面計測は重要であり,主に光干渉系や波面センサーが用いられる.一方,機械学習アルゴリズムの進展や,GPUを用いた高速計算の実現を背景として,近年,機械学習を用いた波面計測が可能となった.講演では,機械学習を用いた補償光学の基礎について述べる.また,Google Colaboratoryを利用したPythonによるプログラミング実践を通して,機械学習による補償光学の実装方法を解説する.
午後の部 (13:00〜16:00)
ホログラムから必要な情報を抽き出す
「ディジタルホログラフィ」の基礎から応用まで
- 講師:野村 孝徳
(和歌山大学システム工学部) - 略歴
- 講義概要
1986年3月 大阪大学工学部応用物理学科卒業
1988年3月 大阪大学大学院工学研究科博士前期課程応用物理学専攻修了
1991年3月 同博士後期課程応用物理学専攻修了.工学博士
1991年4月 神戸大学工学部助手
1995年4月 和歌山大学システム工学部創設準備室講師
1995年10月 和歌山大学システム工学部講師
1999年10月 同助教授(2007年4月から准教授(職階の変更))
2009年4月 同教授,現在に至る
・1998年6月から10ヶ月間,米国コネティカット大学客員助教授
・日本光学会ではOptica Review編集委員長,光光委員会委員および委員長などを歴任
・OPTICAおよびSPIEのフェロー会員
ディジタルホログラフィは光波(に限定されるわけではないが)の複素振幅(振幅と位相)分布を定量的に取得できる手法としてさまざまな分野で使用されている.誤解を恐れずに言えば,デジカメとコンピュータがあれば実行可能な技術である.手軽にできそうであるが,実際には解決しなければならないいくつかの事象が待ち受けている.本チュートリアルでは,ディジタルホログラムの取得方法や数値再生方法の要素技術から最近の応用まで丁寧に説明する.
講義日時・場所
- 日時:2023年6月21日(水) 9:00〜12:00(午前の部)、
13:00〜16:00 (午後の部)- 開催形態:オンライン
参加費用
参加区分 | 参加費 |
【一般】 | 10,000円 |
【一般】 6/22、23に開催の、 講演会申込済の方 |
8,000円 |
【学生】日本光学会 会員 応用物理学会 会員 |
2,000円 |
【学生】非会員 | 5,000円 |
申込方法
講演会参加申込締切
2023年 6/14(水)17:00
Zoomによるオンライン講義について
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