チュートリアル 〜生命と光〜

午前の部 (9:30〜12:30)
散乱光を用いた生体機能イメージングと光伝播シミュレーション

    講師:岡田 英史 (慶応大学)

    略歴

    1986年 慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業.
    1990年 慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻後期博士課程修了.
    慶應義塾大学理工学部助手,専任講師,助教授を経て,2006年電子工学科教授.
    この間,1994年4月〜1996年3月ロンドン大学ユニバーシティカレッジ,医用物理・医用工学科客員講師.
    日本光学会生体医用光学研究グループ生体医用光学研究グループ代表,英国物理学会(IOP)Physics in Medicine and Biology誌 International Advisory Board メンバー.

    講演概要

    生体組織に対して比較的透過性が高い,波長700 〜 900 nmの近赤外域の光を利用した血液量変化などの生体機能計測では,検出される光は強い散乱を受けている.散乱光を用いた生体機能計測を正確に行うためには,生体組織内の光伝播を把握することが必要となり,シミュレーションによる解析が行われている.本講演では,近赤光を用いた脳機能計測などを例に,散乱光を用いた生体機能イメージングと光伝播シミュレーションについて解説する.

午後の部 (13:30〜16:30)
非線形分光法の基礎とバイオイメージングへの応用

    講師:加納 英明 (筑波大学)

    略歴

    筑波大学数理物質科学研究科電子・物理工学専攻(数理物質系物理工学域)准教授.
    2001年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了,博士(理学).
    同大学院理学系研究科化学専攻助手,さきがけ研究員(兼務),同准教授を経て,12年より現職.
    専門は分子分光学,非線形光学,分子イメージング

    講演概要

    コヒーレント・ラマン散乱や第二高調波発生などの各種非線形光学効果を用いた顕微イメージング手法は,透明な生細胞や生体組織の分子情報・構造情報を非染色,非標識にて取得することができるというユニークな特徴を持つ.これらの非線形光学効果を複数の波長成分を持つレーザー光源で発生させられると,例えばコヒーレント・ラマン散乱を用いた全ての基音の振動分光イメージング等も可能である.本講演では,非線形分光法、特に非線形ラマン散乱の基礎を紹介した上で,スーパーコンティニューム光を用いて我々が開発したマルチモーダル非線形光学イメージング法について解説し,最近の生細胞・生体組織のラベルフリー・イメージングの動向について紹介する.

講演日

    日時:2018年6月20日(水) 9:30〜16:30 (受付開始 9:00)

問い合わせ

    E-mail: optsymp43-aud(@)myosj.or.jp

    光学シンポジウムホームページ内での、メールアドレス表記について(御注意)

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