【一般講演の概要】


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スライディング・レンズ・システムを搭載した超薄型デジタルカメラ用ズームレンズの開発
○江口 勝,野村 博*,伊藤孝之
ペンタックス(株)R&Dセンター イメージングシステム事業本部*
レンズ群の間隔を短縮して収納する沈胴式カメラでは小型化,特に薄型化に限界がある.我々はこの問題を解決するために,レンズ収納時にレンズ群の一部を光軸上から外して収納するスライディング・レンズ・システムを開発した.この機構を搭載した超薄型デジタルカメラ用光学3倍ズーム光学系について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



デジタルシネマ用レンズの開発
○遠山信明,堤 勝久,矢作 智
富士写真光機(株)
現在,映画・コマーシャル等の制作はデジタルシネマ用HDカメラが開発され,媒体がフィルムからビデオへと流れが変わりつつある.これに伴い我々は放送用HDレンズで培った技術を基に,映画フィルム用レンズの特性を反映させた高品質なデジタルシネマ用レンズを開発した.本講演では主にデジタルシネマ用レンズとして必要な光学的特性を論じ,今回開発されたFUJINON HDデジタルシネマ用レンズHAeスーパーシリーズを紹介する.[《講演プログラム》に戻る]



レーザ走査光学系におけるビーム品質の均質性
○濱田明佳*/**,三野正幸*
徳島文理大学大学院 光学研究科*,ミノルタ(株)光学開発センター**
本報告は,レーザ走査光学系におけるビーム強度分布の均質性評価に関する.レーザ光のビーム品位を表す指標としてはM2ファクタがあるが,走査光学系内の光束ケラレが影響を及ぼすため充分な誤差感度が得られない.そこで,ガウシアンビームの崩れを表す指標としてα値を導入し,実機による画出し評価を行ってα値の誤差感度を検証した.モデル化したビーム強度分布と画質との相関性は高く,α値は均質性を示す指標になり得ることが判った. [《講演プログラム》に戻る]



偏心配置した自由曲面鏡を用いた撮像光学系の収差低減に関する検討
○中野貴敬,玉川恭久
三菱電機(株)情報総研
反射光学系は屈折型に比べて,色収差が発生しないため材料選択の幅が広いという特長がある.これまで,我々は3枚の反射面を鋭角三角形の頂点となるように偏心配置することで光線の遮蔽をなくし,コンパクトな反射光学系の構成を提案した.今回の発表では,前記配置に基づいた光学系を実際に設計する方法を示す.特に偏心により発生する収差に対して,その特性に基づいて行った自由曲面鏡を用いた補正について示す.[《講演プログラム》に戻る]



投写型表示装置の投写光学性能評価
○遠藤貴雄,鈴木浩志,鹿間信介,寺本浩平
三菱電機(株)
プロジェクターに代表される投写型表示装置の投写光学性能を定量的に評価できる装置を開発している.本評価装置は投写画像を構成する各画素の光をCCD受光面で直接受光するため,スクリーン面に投写して評価する方法に比べ,スクリーンや接写レンズ等の光学的な影響を受けない.評価画像と背景画像を連続的に撮像することで,RGB3画像あたり1分の撮像・演算時間で,画素間隔:2%,輝度分布:1%の精度で評価可能とした.[《講演プログラム》に戻る]



照度分析ツールを用いた大型液晶ディスプレイ用バックライトユニットの設計
○山中 哲,袴田和喜,蛭田新一*
FDK(株),富積電子*
液晶ディスプレイは近年,大型化・薄型化への要求が強くあるが,高輝度でムラのないBLUの開発は難しい.そのため我々は,液晶BLU用の照度分布解析ツールを独自に開発し,直下型の大型液晶BLUの設計に利用している.本発表では,特にディスプレイとして用いた時に重要になる視角特性について,このツールを用いて改善した例を紹介する.また,LEDを用いた大型ディスプレイについて分析した結果も報告する.[《講演プログラム》に戻る]



High Efficient Projection System for a Single DLP Panel
○DAE-SIK KIM
Digital Media R & D Center SAMSUNG ELECTRONICS CO., LTD.
We propose and demonstrate a single DLP projection system with high illumination efficiency by using a spiral lens disc(SLD). White light from the lamp is split and focused as color images by the color filter and lens cells of SLD. Fly eye lens and relay lens superpose color bars on the light valve, and then 3 color strips are scrolled linearly by rotating SLD. As a result, the system output is evaluated as 1.7 times compared to a typical single panel DLP system.[《講演プログラム》に戻る]



HOEを用いた小型フルカラーシースルーディスプレイの開発
○笠井一郎,野田哲也,遠藤 毅,上田裕昭
ミノルタ(株)高槻研究所 画像情報技術センター 入出力技術部
我々は2000年にホログラフィック光学素子(HOE)を用いた眼鏡型シースルー情報表示装置を開発した.HOEの波面再現性とプリズム内全反射を用いた効率的な光束折畳み光学系によって完全なシースルー性と超薄型軽量を達成したが,表示映像は緑一色のモノカラーであった.今回RGB3色の波長に対応したHOEの開発を行い,フルカラー表示に対応した.その設計と原理試作による検証について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



HOEを用いた観察光学系における回折効率解析
○上田裕昭,森本隆史,谷尻 靖,野田哲也,笠井一郎
ミノルタ(株)高槻研究所 画像情報技術センター 入出力技術部
回折光学素子を用いた光学系においては,所望の方向と入射波長における光の利用効率:回折効率についての考慮が重要である.ホログラフィック光学素子(HOE)の波長選択性を利用したシースルー観察光学系において,HOEの波長選択性と角度選択性によって生じる回折効率の変化を考慮して,視点位置での波長分布と輝度分布をシミュレーションした.HOEの特性に対応した照明光を選択することで良好なカラー表示像が得られることを示す.[《講演プログラム》に戻る]



医療用高演色性白色LED光源を用いた高輝度高分解能撮影技術の開発
○小橋克哉,田口常正
山口大学 工学部 電気電子工学科
近年,化合物半導体をベースとした発光ダイオード(LED)の性能が格段に向上し,外部量子効率40%以上,発光効率30lm/W以上の有色,白色LED光源が開発された.このため,LEDは新光源として産業界で大きな期待が寄せられている.最近,著者らのグループにより,高輝度・高演色性の白色LEDが開発された.本研究では,この新光源とCCD技術を用いて高輝度高分解能撮影技術を開発した.この技術をさらに高分解能撮影技術に応用して医療用光源としての特徴評価した.[《講演プログラム》に戻る]



SSG-DBRレーザを用いた高速・高分解能OFDR-OCT
○崔 東学,天野卓治,廣岡秀明,武田光夫**,狩野文良***,中西 基*,清水公也*,大林康二
北里大学 基礎科学センター,北里大学 医学部 眼科学教室*,電気通信大学 情報通信工学科**,日本電信電話(株)NTTフォトニクス研究所***
SSG-DBRレーザは,波長1530nm〜1560nmの間を12.5GHz(約0.1nm)の周波数ステップで100μs/stepという高速で操作することができるOFDR(Optical Frequency Domain Reflectometry)を利用したOCT(Optical Coherence Tomography)に極めて適したレーザーである.本講演では,SSG-DBR用いたOFDR−OCTの測定の速度,分解能,ダイナミックレンジ,測定可能距離などについて報告し,これまでのOFDRと比較検討する.[《講演プログラム》に戻る]



VCSELアレイモジュールの設計と試作 −光並列顔認識装置への適用−
○有馬展子,渡邉恵理子,小舘香椎子
日本女子大学 理学部
VCSELアレイとMLZPA(Multi Level Zone Plate Array)を組み合わせた薄型マルチ光源モジュールの設計・試作・評価を行った.このモジュール(30×44×55mm3)により,従来の光並列顔認識装置の4分の1の小型化と3倍の高速化が実現した.この装置をバイオメトリクス認証評価ガイドラインに基づいて評価を行ったところ,本人拒否率,他人受け入れ率ともに1%未満の結果を得た.[《講演プログラム》に戻る]



電極アパーチャによる選択酸化型マルチモードVCSELの発振モード制御
○植木伸明,中山秀生,大森誠也,坂本 朗,村上朱実,櫻井 淳,乙間広己,宮本育昌,山本将央,石井亮次,吉川昌宏,桑田靖章,中村 毅
富士ゼロックス(株)光システム事業開発部
屈折率導波構造を有する選択酸化型マルチモードVCSELにおいては,非酸化部分の口径の増大と共にビームプロファイルが単峰性から双峰性へと変化し,ビーム広がり角が30°(1/e2)近くにもなって,光ファイバとの結合性に問題を生じる場合があることが指摘されている.今回我々は,出射口に形成した金属開口(電極アパーチャ)の径をパラメータとして発振モードの制御を試み,ビーム広がり角の低減に成功したので報告する.[《講演プログラム》に戻る]



次世代高密度光ディスク用測定機の開発
○野崎昭俊,吉田 尚,山本誠一郎,夏野靖幸
コニカオプト(株)オプト事業部 光学開発センター
光情報記録の大容量化・高速転送化への技術開発は,青紫色半導体レーザと,高NA対物レンズを組み合わせる仕様が提案されている.そこで,この波長帯域で最適化され,高NA対応可能な光学倍率1000倍で,光ピックアップの光学性能を評価するスポット像評価装置を開発した.本発表では,高精度自動デフォーカス測定による非点隔差の定量化や測定支援機能を中心に,本装置の特徴について実測例を交えて報告する. [《講演プログラム》に戻る]



製造現場用デジタル干渉計測システムの開発
○木村伸司,野口正人,萩原由起夫,徳富誠二郎
ペンタックス(株)プロダクションセンター 精密加工技術開発室
レンズなど精密光学素子の干渉計測を行う場合,今まで”精密測定室”等の特別に用意された静的な環境が必要であった.我々は縞解析の手法として一般的な時間的位相シフト法ではなく,空間的位相シフト法を採用した干渉計を製作した.さらにその干渉計の様々な環境での耐振動特性を調べた.その結果我々の開発した干渉計測システムが製造現場等の振動を避け得ない環境でも十分な測定能力を有することを実証した.ここに報告する.[《講演プログラム》に戻る]



近接場光記録用光ヘッドを目的とした半放物面型SIMの作製
○足立幸男,上柳喜一,鈴木貞一,若林公宏,上原嘉宏*,清水智行*,鈴木 亨*,守安 精*,山形 豊*,大森 整*
富士ゼロックス(株),理化学研究所*
近接場光記録は次世代高密度光記録を実現する技術の一つとして注目されている.近接場光記録用記録ヘッドとして数種類の方式が提案されているが,我々は小型で色収差のない半放物面型ソリッドイマージョンミラー(HP-SIM)の開発を行っている.HP-SIMの放物面には高い精度が要求されるが,現在±0.2μmの精度で作製することが可能となっている.このHP-SIMの集光特性について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



フォトポリマーを用いた天体観測用高分散VPH grismのRCWAによる最適化
○岡 恵子,山田亜希子,駒井友紀,渡邉恵理子,海老塚昇*,寺西 卓**,川畑政巳**,小舘香椎子
日本女子大学大学院 理学研究科,理化学研究所*,日本ペイント**
すばる望遠鏡搭載用高分散素子Volume Phase Holographic (VPH) grismは,VPH gratingを2つの高屈折プリズムで挟んだ構造になっている.このVPH grismの性能は,作製するVPH gratingにより決定され,記録材料として,新たに開発された高屈折率変調量を持つ高分子フォトポリマーを用いている.開発した厳密結合解析プログラムにより,感光材料の屈折率変調量の最適化,膜厚検討や作製評価を加え,設計・試作・評価により高性能化を検討.[《講演プログラム》に戻る]



すばる望遠鏡観測装置用Immersion gratingおよび宇宙望遠鏡用超軽量大型ミラーの開発
○海老塚昇,戎崎俊一,大森 整,平原靖大*,若木守明**,高見英樹***
理化学研究所,名古屋大学 理学部*,東海大学 工学部**,国立天文台***
難加工材の新しい加工技術として有効性が実証されてきたELID(ELectrolytic In-process Dressing)鏡面研削法と超精密加工装置を組み合わせた,すばる望遠鏡中間赤外線高分散分光観測装置用のゲルマニウムImmersion grating(光路中を透明媒質で満たされた反射型回折格子)や宇宙望遠鏡用の超軽量大型SiCミラーの開発の状況について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



弱回折近似におけるEPSF(有効点像分布)の一般化
○渋谷眞人,中楯末三,大木裕史*
東京工芸大学,(株)ニコン*
我々はすでに位相差顕微鏡の結像特性解析をEPSF(有効点像分布)の概念を用いて行っている.最近はスキャン光学系においてもEPSFの概念が用いられて解析がされている.今回,部分的コヒーレント結像系におけるTCCより,弱回折近似におけるEPSFおよび結像公式をより一般的にまた統一的に定式化した.この結果,光学系の結像特性をより深く,また見通しよく理解できるようになったと考える.[《講演プログラム》に戻る]



幾何光学的周期構造を持つ光学素子中の光路解折
○鈴木浩志,遠藤貴雄,鹿間信介
三菱電機(株)
光学素子に幾何光学的周期構造を設け,その中に光を伝搬させて所望の方向及び角度に出射させる技術について検討を行っている.光路中の周期構造により所望の光路に出射される光の強度と,多岐に亘る迷光成分の光路分析と強度及び出射角に関する解析手法について示す.また,解析結果をもとに迷光を抑制する手法に関して検討した結果もあわせて報告する.[《講演プログラム》に戻る]



多層膜のサブ波長構造を用いた位相板の作製
○余 万吉,佐藤和郎*,菊田久雄**,小西 毅***,四谷 任*
大阪科学技術センター,大阪府立産業技術総合研究所 生産技術部*,大阪府立大学大学院 工学研究科**,大阪大学大学院 工学研究科***
屈折率の低い基板上に生成したサブ波長構造に屈折率の高い薄膜をコーティングすることによって得られた多層膜の構造に大きい構造性複屈折率が表れる.本研究では,この構造性複屈折率を用いて量産可能な位相板の生成法について検討を行った.位相板の生成アルゴリズム,計算結果,作製プロセス及び作製した素子の測定結果について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



フォトクロミック材料の光-光制御デバイスへの応用
○中島健作,熊崎裕教,稲葉成基,羽根一博*,入江正浩**
岐阜工業高等専門学校,東北大学大学院 工学研究科*,九州大学大学院 工学研究科**
これまで,細径加工を施したシングルモード光ファイバの周囲を液体で覆い,その屈折率を制御する方法によって光ファイバ内を透過する光の制御を行ってきた.今回,可視光及び紫外光の照射によって色が可逆的に変化するフォトクロミック化合物,ジアリルエテンを溶解したフォトクロミック材料と細径加工を施した光ファイバを組み合わせて製作した光-光制御デバイスについて検討を行った.[《講演プログラム》に戻る]



光ファイバスティック形マイケルソン干渉計の特性
○信吉輝己
岡山理科大学
光ファイバスティックチップの一例として,単一モード光ファイバを用いたマイケルソン干渉計を提案している.2本の光ファイバ片の45°間隙をハーフミラーとして用い,ファイバ側面に蒸着された銀薄膜を反射ミラーに利用している.干渉パターンはファイバの導波モードをガウス波で近似を行い,ガウス波の回折理論を用いた解析を行うことで求めている.また2光束の位相のずれによる干渉のコントラストについて検討している.[《講演プログラム》に戻る]



合致法による広帯域波長可変レーザーを用いる3次元レンジ計測
○高橋 毅,東 正登,小野寺理文,石井行弘
職業能力開発総合大学校 電子工学科
本報告の3次元レンジ計測法は,広帯域で波長可変なTi:sapphireレーザーの波長を走査し,等間隔に配置された位相シフト量で生ずる4種類の干渉信号からレンジ情報を含む位相シフト量と位相量をCarreのアルゴリズムにより測定し,位相シフト量から縞数求め縞数の少数部である位相量と合致することにより,レンジ情報の高精度な測定を行うものである.[《講演プログラム》に戻る]



二個の撮像素子を用いる90°位相シフト干渉計
○中楯末三,塩沢和則,渋谷眞人,喜入朋宏
東京工芸大学 工学部
二個の撮像素子用いた新たな干渉計を提案してきた.この干渉計の基本原理は,90°位相シフトした2枚の干渉縞を干渉計が変化する前後で同時に取得し,それら4枚の干渉縞から,干渉計の変化前後の位相差と,元の干渉計の位相分布を計算するところにある.本講演では,干渉計の基本原理,誤差解析および実験結果などについて報告する.[《講演プログラム》に戻る]



ガウシアン光強度分布を均一化するための反射型光学素子
○高岡俊允,粟辻安浩,久保田敏弘
京都工芸繊維大学 工芸学部 電子情報工学科
本発表では,ガウシアン光強度分布を均一化するために反射型光学素子を用いたビーム整形モジュールを提案する.その簡素な構造によりモジュールとして扱いやすい特長を持つ.反射型素子にすることで波長依存性が少なく熱歪みに強いため,レーザ加工や光無線通信などへ応用が期待できる.光線追跡を用いた反射曲面の設計について述べ,作成した3次元光線追跡プログラムによるビーム変換特性や誤差について解析した結果を報告する.[《講演プログラム》に戻る]



光造形技術で作製する反射型光学素子
○河野直樹,高岡俊允,笹田正樹,粟辻安浩,久保田敏弘
京都工芸繊維大学 工芸学部 電子情報工学科
本発表では,光造形技術による反射型光学素子を提案し,作製した結果について報告する.光造形とは,紫外光を当てると硬化する光硬化性樹脂を用いた立体造形技術で,これに基づく透過型の光学素子が提案されている.しかし透過型の場合は結像特性等が,素子媒体である樹脂の特性を受け種々の問題を生じる.反射型とすればこれらの問題を解決できる.本研究室では光造形技術により,提案反射型光学素子の設計,作製,評価を行った.[《講演プログラム》に戻る]



赤外光無線通信用2次元スキャンレンズの設計と通信路確立実験への適用
○川上智朗,香川景一郎,西村智博,浅津博昭,太田 淳,布下正宏,渡辺國寛*
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科,(株)マイクロシグナル*
我々は,イメ−ジセンサを応用した高速かつ小型の新しい光無線通信システムに向けて,2次元スキャンレンズの検討を行っている.このシステムでは,面発光レーザからの光をMEMSミラーとスキャンレンズで偏向・コリメートし,通信相手に送信する.今回,ミラー回転角θに対して光学偏向角3θを与えるスキャンレンズ(2群2枚3面非球面, 硝材:PMMA, f=1.98mm, 全スキャン角30°, 口径 2.0mm, 全長4.0mm)を設計・試作したので報告する.[《講演プログラム》に戻る]



アレイ導波路を用いた小型分光センサに関する検討
○駒井友紀,小舘香椎子,岡本勝就*,神谷武志**
日本女子大学 理学部,NTTエレクトロニクス(株)技術開発本部*,文部科学省大学評価・学位授与機構**
分光器の主な分散素子に回折格子が挙げられるがこの場合,格子周期と格子内の繰り返し周期数で分解能が制約される.これに対してアレイ導波路は隣接する導波路の長さを変えることより高次回折次数を用い,素子の小型化と高分解能化の両方を実現できる.本研究ではAWGの持つ優れた特徴を小型分光センシングシステムに適用することを目的としており,理論的設計と予備的な実験結果について報告する.[《講演プログラム》に戻る]



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日本光学会(応用物理学会)主催/第28回光学シンポジウム